フィリピン現地 '生' 情報発信

世界銀行、フィリピンの農村部開発のための追加支援を承認

 

将来の不動産の状況を把握していく上で、 「経済ニュース」は大きなヒントになりえます。

ということで今回は、フィリピンの最新経済ニュースをお届けする第一弾をお送りします。

 

第一弾は世界銀行からのニュースです。

今年2018年の1月12日、世界銀行がフィリピンの貧困、特に農村での貧困解決を目指す農村開発プロジェクトに対して、1億7,000万ドルの追加支援を承認したということです。

この1億7,000万ドルは日本円ではなんと、

187億円 ほどになります。

 

このプロジェクトは

Philippine Rural Development Project (PRDP)

と名づけられており、今回の世界銀行からの追加支援により、

道路、橋、共同灌漑システム、飲料水供給、ソーラー乾燥機、温室、堆肥化施設などの農村インフラの開発をさらに改善していくとのことです。

 

 

 

 

「PRDPは、フィリピンで最も革新的なプロジェクトの1つだ」と、世界銀行ブルネイ、マレーシア、フィリピン、およびタイのディレクター、Mara K. Warwick氏も評価しており、非常に期待のできるプログラムなのがよくわかります

 

このプロジェクト、すでに様々な結果を残しており、

 

・農業市場の道路を修復したエリアの平均家計所得が約60%増加

・道路が修復された地域で、移動時間の43%の削減

・農作物の運賃コストの54%の削減

・学校の出席率と入学率の上昇

医療緊急事態への迅速な対応、地域の平和と秩序の改善

 

などが報告されているのです。

 

そして今回の世界銀行からのこの追加支援により、農村部のインフラがさらに整備され、

40万人以上が利益を享受し、さらには10万人が地域企業の成長の恩恵を受けることが見込まれているということです。

 

このプロジェクトがこのまま上手くいき、さらにインフラや地域の環境が改善されると、住民だけでなく地域企業のビジネスの大きな成長にも期待ができるということになります。

この素晴らしいプロジェクトが成功し、たくさんの人々、企業が恩恵を受け、プロジェクトが終わっても生き続ける、持続的な有益になることを願います。