フィリピン現地 '生' 情報発信

値段は?乗車方法は?フィリピンの気になる交通手段をご紹介!

フィリピンには日本同様、もしくはそれ以上の交通手段があります。本日は豊富なフィリピンの交通手段についてお伝えします。フィリピンには大きく分けて4つの交通手段があります。

①電車

フィリピン(ルソン島のメトロマニラ)には

・MRT

・LRT1

・LRT2

の3本の電車が通っています。それぞれ別の料金体系になっており、いずれのラインも5:00~23:00頃の間、3~8分おきに来ます。朝や夕方のラッシュ時にはかなり混雑しますが、2008年には時間に関わらず、女性専用車両が登場しました。

フィリピンにも日本のSuica、PASMOのような交通系ICカードがあります。

beep

こちらは”beep”と呼ばれています。

日本の交通系ICカード同様、チャージをすれば、いずれのラインにも乗ることができます。

MRT

  • タクシー

レギュラータクシーは初乗り(最初の500m)30ペソ、日本円にして約70円で乗ることができます。タクシーは安く、簡単に移動することができますが、その分の注意も必要です。タクシーに乗るうえでの注意事項をまとめてみました!

~タクシーに乗るうえでの注意事項~

・イエロータクシーに気を付けましょう!

フィリピンにはレギュラータクシーとイエロータクシーがあります。イエロータクシーは車体が黄色いのですぐに分かると思いますが、両車は価格設定が違うので注意する必要があります。

レギュラータクシーは初乗りが30ペソで、250mごとに3.5ペソ追加されるのに対し、

イエロータクシーは初乗りが60ペソで、300mごとに4ペソ追加されます。

・ぼったくりに気を付けましょう!

タクシーは基本的にメーター制ですが、メーターを使いたがらない運転手も中にはいます。メーターを使わないとぼったくりに遭う可能性がかなり高くなってしまうので、事前に「Please use meter!」と伝えましょう。

レギュラータクシー

イエロータクシー

③バス

〈乗車方法と運賃の支払い方法〉

バス停でまち、バスが来たら乗り込みます。乗車するバスには運転手とは別に車掌が乗っているので、車掌に目的地を告げて運賃を支払い、チケットをもらいます。

〈下車方法〉

日本のように、自分が下車したい旨を伝えるボタンなどはバス内にはありません。降りたいバス停が近づいて来たら、壁をたたいたりして自分が降りる意思表示をしなくてはなりません。

運賃は地域によって大きく異なりますが、8~30ペソ(20~80円)ほどで乗車できます。また、同じ区間でも会社やバスの快適さによって運賃は異なるので、そのつど車掌に聞く必要があります。バスが走るルートも把握しにくいですが、やってきたバスのフロントの行き先表示を素早く読み取り、乗り込みましょう。乗車方法もエリアによって異なる場合があるので、お気を付けください。

④その他(ジプニー、トライシクル、バイクタクシー)

・ジプニー

ジプニーはいわゆる乗合タクシーで、フィリピンならではの乗り物です。レギュラータクシーのような5人乗りの自動車ではなく、20人以上乗ることができるバンを使用しています。初乗り7ペソ(約20円)で乗車することができるので、大変経済的な移動手段です。ジプニーの車体の前と横に移動区間が書いてあるので、その移動区間を瞬時に見て、乗車するジプニーを決めます。

〈乗車方法〉

乗りたいジプニーが来たら、手を挙げてジプニーを止めます。ジプニーが停まったら、そのまま乗車し、空いている席に座ります。

〈運賃の支払い方法〉

前方の席に座れたら、そのまま運転手に運賃を手渡しします。その際はタガログ語で「バーヤッポ」と伝えてみましょう。こちらは運賃を支払うときの掛け声です。

後方の席に座って、直接渡すのが難しい場合は、運賃を他の乗客に渡すのを手伝ってもらいます。その際も「バーヤッポ」と言いながら運賃を手渡しすれば、運転手までまわしてくれます。

〈下車方法〉

ジプニーはバスのように停留所が正確に決まっていません。自分の目的地が近づき、降りたいときは、ジプニーの天井をたたいたり、天井にぶら下がっているひもを引っ張ったりします。また、「パーラッポ(停めてください!)」と運転手に聞こえるように大きな声で言えば停めてくれます。運転手はジプニーを停めるやいなや、すぐにまた出発してしまうので、素早く降りましょう。

 

ジプニー

ジプニー

・トライシクル

バイクにサイドカーを付けた3輪の乗り物で、簡易タクシーです。料金は交渉制で、最低料金がひとり6ペソからになります。観光客はマニラではなかなか最低料金で乗ることができません。ひとりで乗ると、20~40ペソ(約50~100円)までかかります。また、運転手を含まず、最大3人まで乗ることができます。トライシクルに乗車する際に、事前に目的地を伝え、いくらかかるのかを交渉することをお勧めします。

トライシクル

・バイクタクシー

運転手の後ろに乗って、移動するタクシーです。渋滞時でも車と車の間をすり抜けて、すいすい移動することができます。乗客分のヘルメットは運転手が持っているので、ご安心ください。地域や距離、時間帯にもよりますが、初乗りは40ペソ(約100円)ほどです。バイクタクシーにはメーターがないので、交渉力が試されますが、ひとりでの移動の際は早く、安く、簡単にすることができます。

いかがでしたか?フィリピンには日本にない交通手段が多くありますね。下車するために、大きな声を出す、壁をたたくなどの行為は日本にいたらあまり経験できないことだと思います。そのようなちょっとしたサバイバル要素がフィリピンの面白さのひとつでもあります。フィリピンにお越しの際は、ぜひ様々な交通手段をお試しください。

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