フィリピン現地 '生' 情報発信

フィリピンの水は飲用できるの?!

こんにちはインターン生の栗原です!
今回はフィリピンの”水”についてお伝えします。

 

フィリピンの水事情

philippines poverty

 

フィリピンでは現在も、1ドル以下で生活している家庭が多く国民全体の4分の1が貧しい生活を送らざるおえない状況にいます
人間が生きる上で必要最低限となる物の中にもちろん食料があります。しかしフィリピンでは食べ物はおろか、安全な水すら飲めない人たちが未だに大勢存在します。統計によると、フィリピンの人口の16パーセントが安全な飲み水を確保できていません

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その為フィリピンではペットボトルの水に頼る人たちも少なくありません。水は料理や農業などを行うのに必要で、安全な水の欠如は栄養失調の原因にもなります。世界では、安全な水を確保する事が出来ないため病死する子供たちの数の方が、戦争によって亡くなっている子供たちの数より多いのです。また毎年フィリピンでは約6000人もの未熟児が安全な水の不足により亡くなっています

 

フィリピンの水は飲めるの?

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フィリピンの水道水を提供している会社、”マイ二ラッド”によると、水道水は基本的に飲み水として飲用する事が出来ます。毎月フィリピン政府は関係当局と共に水質検査をフィリピン全国の886箇所で行っています。

 

これらの水の検査結果はマイ二ラッドのサイトで誰でも確認する事が出来ます。しかし

雨季になると水管が洪水などによって埋もれ、その結果綺麗な水が汚染される可能性が高くなります。またこの際フィリピンの保健医療省は水道水の飲用などについて注意を呼びかけています。

 

外国人はフィリピンへ入国する際に水道水を飲まないように注意を促されます。また初めてフィリピンを訪れた日本人たちに出会ってきた中で、飲み水などを理由にお腹を壊す人たちも大勢います。間違った水の飲み方は”脱水症状”や”食中毒”の原因にもなります。その為飲み水には十分注意して頂きたいと思います。またフィリピンでは夏季になると、水管などのメンテナンスを理由に数日間断水か続く事もあります。断水に備えてフィリピンの人たちは水を事前に備蓄しています。

 

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スーパマーケットや水を売っているお店などで水タンクを購入し、水の売っている業者にデリバリーサービスを頼む事も出来ます。約10リットルの水を頼む場合、約35ペソから45ペソの価格で直接自宅まで水を届けてもらえます。これが最も経済的かつ安全な水を飲める方法だと思います。