【交通渋滞】フィリピンマニラを生き抜くための6アプリ厳選!
こんにちは、インターンの松本です。今回は、マニラ首都圏の交通状態を管理する「MMDA」と、世界の主要都市でワーストと呼ばれ、以前の記事「数字で見る!フィリピンの渋滞は経済成長のカギ??」でもお話したマニラ首都圏の渋滞への対策アプリについてご紹介します。
フィリピン首都圏の交通渋滞に対抗する知識と方法
MMDA [Metro Manila Development Authority]とは?
MMDAとは、道路の清掃から道路整備などの都市開発までを行う政府系機関で、マニラ首都圏開発局と訳されることが多いです。日本で言うところのNEXCOグループの役割を担っている組織だと言えるのでは無いでしょうか。
じつは私自身も、つい先日までMMDAの存在については知りませんでした。そんな私がこの機関のことを知るようになったかと言うと、以下のメールを受信したことがきっかけでした。
▼ 実際に届いたメールの内容の一部
—————————————————–
FROM : MMDA
Help reduce Metro Manila Traffic!
Leave your car at home or park at the mall,
and enjoy the comfort of the PREMIUM BUS
SERVICE(scheduled and point-to-point)….
マニラ首都圏の交通渋滞緩和に協力して!
あなたの車なんて車庫に止めちゃって、快適なプレミアムバスを使おう!
—————————————————–
フィリピンでは、政府系機関から突然メールが届くことがあるようです(通信会社のGlobeからは毎日のように来ます)。MMDAは他の政府系組織と同様に、ネットでは悪名が出回っているようですが、渋滞緩和策を打ち出したり住民に協力を呼びかけるような活動もしているようです。
知らなきゃ損する4つの渋滞対策アプリ
① 渋滞状況を知るツール「Waze」
リアルタイムの渋滞や道路情報をコミュニティでシェアすることができます。情報の発信者が、実際に道路を利用している本人なので、より正確な情報を得ることが出来ます。運転中に発見した事故、危険、取締り情報などをレポートすることができ、また逆にそれらの情報を知ることもできます。ルート沿いの交通状況が得られ、ユーザーによって投稿された道中で最も安いガソリンスタンドを見つけることができます。
② タクシーを捕まえるための「Uber」「GRABタクシー」
フィリピンで、早朝と夕方はとにかくタクシーが捕まりにくい!やっと捕まえても、ドライバーは値上げ交渉を持ちかけてくることが多く、急いでいるときにはイライラが絶好調に達することがあります。そんなときは迷わず「Uber」や「GRABタクシー」を使いましょう。詳細は「マニラ観光で1万円のぼったくり?!治安も気になるフィリピンのタクシー事情!2/2」からご覧ください。
③ 中級者向け!MRTやジープニーを使いこなすための「sakay.ph」
マニラを円滑に移動するにはジープニーや路線バスを活用するのが非常に効果的です(留学生や外国人駐在員などは会社から使用を禁止されているケースもあるそうですが)。ただ、マニラはセブのそれとは違って、ルートが複雑で行き先も分かりにくい場合があります。
そんなときに便利なのがsakay.phです。「Yahoo!路線情報」のフィリピン版(メトロマニラ限定)といった感じで、出発地と目的地を入力すると、①所要時間(徒歩/交通機関使用)②費用③距離などが瞬時に表示されます。所要時間についてはケースバイケースなので信用出来ませんが、非常に頼りになるアプリです。
④ もう歩いちゃえ!オフラインでもつながる「Maps.me」と、お馴染みの「Google map」
フィリピンでは、早朝や夕方の交通渋滞時には、車に乗るより歩いた方が早く目的地に着くケースが多くあります。「もうタクシーなんて待ってられない!」と感じだ際には、歩いて目的地に向かってしまいましょう。
そんなときに重宝されるのがMaps.meです。このアプリであれば一度地図をダウンロードしてしまえば、オフライン下でも地図を呼び起こすことができます。GPS機能の精度の高いGoogleマップと平行して使えば鬼に金棒です。
▼利点
Maps.me → いつでも詳細地図が閲覧可能。
Google map → GPS機能の性能が良く、今自分がどこにいるかが地図上により正確に把握できる。
まとめ
フィリピン政府は、渋滞の解消のためにJICAなどの協力を得て、新たなマスタープランの作成に取り組んでいます。しかし、そのマスタープランの実現は2030年とされているため、現在フィリピンで生活を送っている方にとっては遠い先の話になります。
そうなった場合にフィリピンにより順応することが必要となります。ただ、現在は上記のように便利なアプリケーションが無料で利用可能であるため、積極的に使用して見ることをオススメします。