フィリピン、対外直接投資が過去最高へ
フィリピン中央銀行は、対外直接投資額が過去最高の100億4,900万ドルとなり、
前年と比べ21.4%増加し、通年目標である80億ドルを上回ったことを発表しました。
同銀行は「投資家は同国の経済が成長していることから、有望な投資先として、同国を注目するだろう」と述べ、
ビジネスと金融システムの強化などの政策を通して投資環境を改善することが今後の重要なポイントであるとしました。
財政刺激策と緩和的な金融政策によって強化された経済状況、公共施設、インフラ整備を背景に、今年はこのような成果となったそうです。
さらに、同銀行は「今の時点では、今年の見通しが95億ドルとなっている。
これを達成するためには、より多くの税制改革努力、国内インフレの強化対策や、持続的な金融立場を確立する必要がある」と述べました。
自己資本投資は去年と比べ25.9%増加し、32億6000万ドルを達成し、総額は74億ドルでした。
この自己資本投資は、主にオランダ、シンガポール、米国、日本、香港からの投資が多く、製造、 不動産、 建設、卸売業および小売業の活動が含まれています。
これをきっかけに海外からフィリピンが優れた投資先として注目され、
今後のフィリピン経済の発展に期待できますね。