フィリピンのヘビーな渋滞解決の一歩!マカティに新たな地下鉄建設
東南アジアの国々、特にフィリピンは渋滞で有名です。
東京大学で渋滞学を研究している西成教授によると渋滞は基本的に、発進と停止の繰り返しによって引き起こされます。
車たった一台の車線変更によって、渋滞は引き起こされた事例もあるのです。
前の車が5km減速したから、次の車は5km以上減速しよう、さらにその後ろの車はさらに減速しようという順に負の連鎖が繰り返され、渋滞は発生します。
フィリピンでは、渋滞が引き起こされる要因が沢山あります。
狭い道幅、急な歩行者による車道横断、不完全な道路インフラ、
他にも様々なことが関係し、車が急に速度を落とざるを得ないという光景は日常茶飯事です。このことがフィリピンの渋滞、さらにはそれによる経済的損失の解決を困難にしています。
しかしそんなフィリピンの経済特区、マカティに変化が起ころうとしています。
マカティ市長であるビナイ氏が市の重要地点、アヤラアベニュー、マカティ病院、サーキットモール、シティーホールなどを円状に結ぶ地下鉄の建設計画を発表しました。
同時にこの地下鉄は既存のメトロマニラ線に大変近い場所に駅を建設する予定で、公共交通機関が大変便利になる見込みです。
今後の渋滞解決の一歩になると見込まれており、この地下鉄建設には大きな期待が集まります。